米国市場においてAI搭載スマートフォンへ買い替えが加速

2025年12月18日 ― 世界有数のブランドと提携し、スマートフォンを始めとするIoT機器、住宅、自動車などの包括的な保証サービスを提供するリーディングカンパニー、Assurant, Inc. (NYSE: AIZ)は、米国における2025年第3四半期のスマートフォン及び携帯端末下取り・アップグレード業界動向の調査で、消費者がよりパーソナライズされたAI機能を備えたスマートフォンを積極的に導入したことで、下取りプログラムの利用が急増。下取りによる消費者への還元額は過去最高の15億9,000万ドルとなり、前年同期比で46%増、第2四半期比で19%増となったことを発表しました。

この記録的な伸びとスマートフォンの平均使用年数の短縮は、Assurantが以前に予測した「パーソナライズされたAI機能を持つ新型スマートフォン導入の加速」を裏付けています。主要キャリアが第3四半期にフラッグシップとなるスマートフォンの世界出荷増加を報告する中、より新しく高価値なスマートフォンが下取りのエコシステムに流入し、中古スマートフォン市場の成長を促進しています。

 AssurantのEVP兼グローバル・コネクテッド・リビング部門プレジデントのビジュ・ナイア(Biju Nair)は次のように述べています。「今年は下取りプログラムを通じて消費者に還元される総額が最高記録を更新する勢いを見せています。消費者は、AI機能を求めてより新しい世代のスマートフォンへの早期買い替えを進めており、これが中古スマートフォン市場の急成長を後押ししています。高価値スマートフォンの流入は、手頃な販売価格やサステナビリティにも波及効果をもたらしており、今後新たなトレンドを報告できることを期待しています。」

 年初以来、下取りプログラムによる取引額は41億7,000万ドルとなり、2024年同時期比で54%増、昨年の記録的な総額45億ドルを上回るペースとなっています。

2025年第3四半期の主なハイライト:

  • 5Gスマートフォンが下取りの主流に: 5四半期連続で、AppleのiPhone 13とSamsungのGalaxy S22 Ultra 5Gが下取り・アップグレードプログラムで最も多く下取りされた機種となりました。上位5機種すべてが5G対応デバイスとなるのは調査開始以来初です。
  • 下取り端末がより新しいモデルへシフト: 上位5機種すべてがiPhone 13、iPhone 14となり、2021年・2022年以降上位にあったiPhone 11やiPhone 12が初めてランク外となりました。
  • 循環型経済への影響: より高性能なプロセッサ、カメラ、バッテリーを備えた5Gスマートフォンが中古市場に流入することで、高価値の端末が再び市場に流通するようになり、循環型端末エコシステムの成長を後押ししています。

Assurant Japan株式会社 代表取締役社長 藤本 潤一は次のように述べています。「日本においても、中古スマートフォン市場は拡大しています。当社が有するスマートフォンの下取りから再流通までを一貫して担うシステムは、端末の循環を促進し、より多くのお客さまにテクノロジーの恩恵を届けることに貢献しています。今後とも、お客さまにとって最適な選択肢を提供し、テクノロジーの可能性を広げる取り組みを進めてまいります。」